協賛企業インタビュー(2018年度)
ローム株式会社
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
世界では様々な社会課題を解決しつつ、企業活動を実践していくCSV(Creating Shared Value)という考え方が広がっています。ロームにとっては決して新しい取り組みではなく、創業当時より「企業目的」に基づき、高品質かつ革新的な製品の提供を通じて、文化の進歩向上に貢献してきました。CSV活動の実践を通じ、世界の皆様にとってよりよい社会を実現することで、世界で活躍していきたいと考えています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
ロームは企業の持続的な成長のため、社会課題の解決に積極的に取り組む必要があると考えています。近年、全世界で達成すべき17の目標「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連により制定され、複雑で分かりにくい社会課題が明確化されました。ロームの社員一人一人が、SDGsを意識しながら「企業目的」を実践することで、社会課題の解決に結びつくCSVを生み出し、持続可能な社会の構築に貢献していきたいと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
私たちは、人は会社にとって財産であると考え、『人材』ではなく『人財』と書き、現在ロームにて活躍している社員の共通点を求める『人財』として挙げさせて頂きます。
一つ目は『情熱』。情熱と聞くと体育会系なイメージを持つかもしれませんが、そうではありません。自らの考え、行動、取り組み、仕事に対するこだわりを持ち、「自分の思い」を成し遂げることの出来る人が多いです。また、仕事に対して自らの熱い想い、強い信念を持ち続けることで、他者の思考や行動に火を付けられる存在になって頂きたいです。
二つ目は『スピード』。ただ早く仕事を進めてくださいという意味ではありません。半導体業界は、移り変わりも激しい業界になるので、目標や達成に向けた素早い判断を行える人、失敗を恐れずにリスクをとり「まずやってみる」、迷ったらまず一歩前に進める人を求めています。
三つ目は『科学的探究心』。半導体や技術的な知識だけを身に付けてもらいたいのではなく、様々な事に興味・関心を持ってもらいたいと考えています。自分の担当の業務だけではなく、他部門の仕事や様々な事に興味を持ち続け、自己を高め続けると共に現場・現物・現実を重視して、物事の本質を見極める人を求めています。
以上、3つの特徴は求める『人財』として挙げさせて頂きますが、元気よく、ポジティブに、明るく働いて頂ける方を採用したいと考えています。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
ロームは品質第一をモットーに良い商品を国の内外に提供することで、文化の進歩向上に貢献することを企業目的として掲げています。また、京都で生まれ、京都で育ってきた企業なので、地元京都に貢献する活動にも積極的に取り組んでいます。京都市内最大級の規模を誇るロームイルミネーションは、冬の京都で幻想的な夜が楽しめるイベントとなっており、毎年多くのお客様に楽しんでいただいています。また、東山や嵐山で開催している「京都花灯路」にも協力しており、観光客の方にも楽しんでもらっているイベントです。そして、2016年1月京都の岡崎に日本を代表するロームシアターという名の文化の殿堂が誕生いたしました。オペラやバレエ等が開催される2005席のメインホールを備えた総合劇場となっており、世界中から集まる様々な舞台芸術をお楽しみいただける文化施設となっております。このように様々な面で社会や地元京都に貢献しているところが、ロームのいいところだと思っています!
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
京都学生祭典は、学生が中心となって創り上げるお祭りであり、お祭りを創り上げる中では、実行委員の方たちの運営や様々な関係機関との調整等、社会に出てから必要となるノウハウが凝縮されています。また、京都は学生の街ということで、学生たちの若い力で町を更に元気にしていって欲しいと思っております。
この京都学生祭典を通して、素晴らしい経験を積み、逞しくやる気に満ち溢れた学生が弊社も含め、世界中で活躍される事を心より願っております。
株式会社 GSユアサ様
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
京都といえば歴史ある町を思い浮かべる方が多いと思われますが、観光地として様々な国の人が行きかうグローバルな一面を持っており、伝統や歴史だけでなく多様性を体感できる町でもあります。
この京都という土地に本社を構える当社も創業から100年という歴史がありながら、海外売り上げ比率が50%近くあるグローバル企業でもあります。この今昔が融合した独特の雰囲気は京都企業ならではの魅力ではないでしょうか。
今後、世界的にエコカーの需要が高まります。日本で唯一、電池を100年作り続けた誇りを胸に迅速な電池供給を実現し、品質向上とサービスの強化を図ることで世界市場への展開に注力していこうと思います。そして、世界から必要とされる器用になり、「バッテリーといえばGSユアサ」と考える人が1人でも増えれば嬉しく思います。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
現在、エネルギーを“使う”だけでなく、“蓄える”技術の多様化が進んでおり、当社の製品はさまざまな方面から大きな期待をいだいています。中でも、リチウムイオン電池や、太陽光などの新エネルギー分野で活躍する製品の需要が増えると考えております。時代のニーズに柔軟に対応するためにも、従業員一人一人が未来を動かす原動力であるという当事者意識を持ち、GSユアサが100年という長い歴史の中で培ってきた成功と失敗、そこから生まれた技術、ノウハウを生かし、最先端技術に挑戦し続けようと思います。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
当社では、「自分で考え、主体的に行動し、成果を生み出す」ことのできる『自律型人材』を求める人物像としています。学生生活という限られた時間を全力で楽しみ、学びあるものにするためには、自力で課題を設定し主体性を持って課題を遂行することが大切ではないでしょうか。もちろん、就職活動中に完璧な自律型人材である必要はありません。「GSユアサで自律型人材になり、最前線で活躍する!」という強い気持ちを伝えてくれる方は魅力的なため是非採用したいと感じます。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
当社の企業理念は「革新と成長」です。旧来の制度や習慣にとらわれることなく、新技術の開発、新市場への参入などを通じて「革新」を生み出します。その結果、収益を拡大し、継続した「成長」を目指すとともに、人と社会だけでなく、地球環境にも貢献していきます。この企業理念は、従業員に定着しておりますので未来にも繋いでいきたいと考えております。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
学生の町と呼ばれる京都で、学生が主体となって京都を盛り上げるお祭りのお手伝いをできることを大変嬉しく思います。今年のテーマは「きょうを繋ぐ」なので、GSユアサも京都と学生を繋げる一助になるように、本祭を盛り上げます!
株式会社キャリアパワー
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
また貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
私たちキャリアグループは、京都の地で1970年に誕生しました。その後、京都を地盤のひとつとしつつ、現在では全国50箇所以上に拠点を増やしております。事業領域も人材派遣をはじめ、製造受託、テーマパーク受託、レストラン経営、ホテル経営と、垣根を超えて広がっております。事業を展開してゆく中で、人材の幅も広がり、外国籍の方も活躍するようになっていますが、働くことの喜びは国や言葉を超えてゆきます。私たちは、事業展開を通じて「We sow the seeds of delight to work with thankfulness.(おかげさまの心で働く喜びの種をまく)」を、世界中に広めてゆきたいと考えています。
2.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
キャリアグループは2020年の創業50周年に向け、大きく世代交代を図っています。失敗を恐れずチャレンジし、自分自身の力で未来を切り開いてゆきたい方が、思う存分活躍できるフィールドを用意しています。第二創業期でもある今、私たちと共に「キャリアグループ」という船に乗り込み、共にフロンティアをめざしましょう!
3.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
私たちキャリアパワーは「おかげさまの心で働く喜びの種をまく」ことを理念とする総合人材サービス会社です。ただ対価を得るためだけの労働でなく、仕事を通じて交わるすべての方の心に種をまき、収穫し、社会に還元する。そして、社会とともに私たち社員、そして会社も成長し続ける。そんなサイクルを生み出すことを目標に企業活動を展開しております。
4.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
多くの若者が集う、学生の街、京都。その京都で最大級の産学官連携イベントが、京都学生祭典です。出身地も国籍も異なる皆さんが、祭典を軸にさまざまな事柄に取り組み、成功させてきた歴史を、私たちは常に見続け、時にお手伝いをしてまいりました。16回目となる今年の祭典も、学生の皆様との素晴らしい出会いを楽しみにしつつ、イベントの大成功を祈念しております。
ニチコン株式会社
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
歴史と文化と最先端の知性が共存する京都に根付き、大学や他企業とも連携を図りながら、もてる独自技術を真摯に育み、京都からお客様に感動いただける新しい価値を発信していきたいと考えています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
当社は主力のコンデンサ事業が成長してきた歴史の中で、電気を効率的にマネージメントする独自技術を磨いてきました。そして、その技術を生かして、家庭用蓄電システム、V2Hシステム、EV用急速充電器、医療用加速器電源などの最先端分野の製品を手掛けています。これからも蓄電ソリューションのリーディングカンパニーとして走り続けたいと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
明るく元気に、情熱をもっていれば、どんな困難も乗り越えられるものです。
チャレンジ精神あふれる人、常にベストを尽くす人です。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
当社は、「よりよい地球環境の実現に努め、明るい未来社会づくりに貢献する。」を経営理念とし、コーポレートステイトメント「Can Do! すぐに、期待以上のこと。」を実行しています。お客さまの声や意見には真摯に耳を傾け、スピードをもって考働(造語)することが大切で、この誠心誠意の対応によって、マイナスをプラスに変えることもできると考えています。また、誠心誠意は全世界共通です。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
「今、この時」に全力を尽くし、貴重な学生生活を実りあるものにしてください。
月桂冠株式会社
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
私たち月桂冠は1637年に創業し、創造と革新の継続により伝統を堅持し、今では、日本だけでなく世界に名前が知られる会社になりました。
創業以来、江戸期の250年ほどは京都の小さな地の酒屋でしたが、明治期からは事業を飛躍的に発展させていきました。その頃からすでに輸出を始め、現在では国内での販売だけにとどまらず世界45か国に輸出しています。また、アメリカのカリフォルニアにも拠点があり、そこでもSAKEを造り、世界に向けて輸出しています。中国にも販売会社があります。
さらに、これからはお酒を造るだけでなく、世界各地で日本酒を販売するのと同時に、日本食などといった日本の文化を世界各地に提供する役割を担っていきたいと考えています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
現在私たちはコーポレートブランドコンセプトとして「健をめざし、酒(しゅ)を科学して、快を創る」ということを掲げています。
健康面を考えた糖質ゼロの日本酒を商品化するほか、これまで培ってきた技術力を生かしてアルコール以外の新規事業にも取り組んでいます。さらに、冷凍麺を製造する会社やおでんの具材などを製造する会社、さらに京都にあるコンニャクや湯葉を製造する会社が関連会社となり、このようなグループ企業との提携は今後も続けていきたいと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
求めている人材としては「自ら考え、行動できる人」です。
現代は、明確な「答え」のない時代でもあり、自分の意見を率直に述べられる方や、流れに乗ってすぐに決断できる方、さらにチャレンジ精神旺盛な方の力が必要です。私たちの会社は常にチャレンジを続けている会社です。先行きの不透明な時代だからこそ、新たな価値を創造し、何か会社自体を変えてくれそうな力を持った人を月桂冠は待っています。
また、京都の本社や製造場にいる社員、全国のオフィスにいる社員をあわせても約400人、全社員の顔が見える規模の会社です。全員が何かしらの形で顔を合わせる機会が多くあります。なぜかというと、部署間での連携などを通して色んな人と仕事ができるからです。また、入社してから一つの部署にずっといるわけではなく、適材適所の異動などにより会社内で様々なことができます。このような雰囲気の中で活躍いただける、何ごとにも前向きに挑戦してくれる方を求めています。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
私たち月桂冠には、「QUALITY」「CREATIVITY」「HUMANITY」という基本理念があります。
「QUALITY」は世界最高品質の商品を、価値にみあった手頃で競争力のある価格で提供するということ。「CREATIVITY」は当社の伝統ともなっている、常に創造し革新し続けるということ。「HUMANITY」は社員の一生を大切にするということで、一人ひとりが個性に合わせて充実した人生を送ることを助けることを意味しています。そういったことや、日本酒という人が和み楽しむ商品を扱っているということなどから、私たちの会社はアットホームな雰囲気で、上司と部下との壁もそこまで高くなく、先輩後輩、同僚、皆で和気あいあいとしています。
また、部署間の連携や異動を通して会社内で様々なことに挑戦できるのも、他の会社にはない魅力だと思いますし、今後とも未来に繋いでいきたいと考えています。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
京都には、私たち月桂冠のような長年の歴史を持つ会社が多く存在し、歴史的な史跡や建造物、文化的な香りに満ち溢れています。世界的にも有名な観光都市として多くの人がおとずれ、なおかつ学生の街でもある京都は、身近に様々な文化に触れることができる街としてはオンリーワンだと思います。
そんな京都で大学時代を過ごしたということを、後々に振り返って考えてみると非常に貴重な体験であったと思い起こされるのではないかと思います。ですから、大学生のうちに、多様な文化や人々と触れ合うことのできる京都で、多くのことを吸収したり体験したりすることで、人間性を陶冶し成長していってほしいと思います。
そして、社会人になっても、京都で過ごしたことを糧にできるよう、日々の生活を送ってほしいと心から願っています。
株式会社 京進
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
京進では組織価値観を大切にしています。その中でも企業理念にある「日本と世界の教育、文化の向上、社会の進歩と善良化に貢献します。」に沿って、海外での教育事業、文化交流を続けてきました。教育事業という点では、今まで培って来た京進の教育ノウハウを世界でも展開し、結果的に世界の進歩と善良化に貢献することを目標にしています。具体的には、海外での語学学校の拡大や、日本語教育の強化、幼児教育の展開を考えています。
文化の交流という点においては、中国の最難関大学の一つである清華大学からお声をかけていただき、10年間の「清華・京進発展フォーラム」を設立しました。尖閣問題で歴史的な軋轢がある一方で、市民レベルでは交流がありますので、文化や教育の面で交流し貢献していきたいと考えています。
今後はアジア圏を中心に、海外でも進めていきたいと思っています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
現在、日本では少子高齢化が進んでいます。高齢化は働き手がなくなるということであり、私たちにとって深刻な問題です。その補填のために外国の方の受け入れは必要不可欠になります。今、国を挙げて留学生を受け入れていますが、日本で日本語をしっかり学び、日本で働きたいと思ってもらえるようにする必要があると考えています。そのために日本語学校をより広く展開していきたいと考えています。
また、昨今、看護師、介護士が大幅に不足しています。これに対処するため、国際人材事業部が海外の医療機関と提携し、既に資格を持っている人を中心に、日本語教育を行なっており、今後さらに力を入れていきたいと考えています。
当社では、今年、目標を「世界一の教育機関を目指す」ことから「一生支援企業」に転換しました。教育とは異なる、高齢化に対する問題にもフォーカスし、未来につなげていこうと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
私たちの組織価値観に共感できる方です。「教育」「貢献」意識を持っている方、会社の言葉も素直に受け取り、成長してくれる方に活躍してほしいと思います。京進では「100の子会社、100人の社長づくり」を長期目標として掲げています。私が入社した当時、子会社の数は0でしたが、現在では14にまで増えています。さまざまな部署もでき、キャリアパスも多様化しています。若手社員が役員や、子会社の社長になるという道もひらけているので、「100人の社長を目指したい」という高い志を持った人に、是非、チャレンジしてほしい。また、京進の仕事は全て「人」に関わる職種ですので、対人能力が高い人には向いていると思います。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
先ほども話した「組織価値観」です。例えば、「組織価値観」の中には「3つの原則」があり、仕事をするうえでの価値判断の基準となっています。原則の1「私たちはひとりひとり大切にします」は、生徒だけでなく、社員・パートナーすべてのステークホルダーを大切にしていきたいということです。2「私たちは高い志を持ち、仕事を通じて成長します」は、京進では成長しない人は評価されませんし、個々が成長することで組織も成長すると考えています。3「私たちは常に感動づくりを心がけます」は、感動が人を動かすという言葉もありますが、感動がモチベーションとなる職場でありたいと思っています。このような「組織価値観」全てを未来へとつなげていきたいと考えています。
また、京進の魅力は、「リーチング」です。「リーチング」とは社員それぞれがクレドを持ち、夢を描いてもらい、それに向かって、目標をたて進めていくという独自のノウハウのことで、これを非常に大切にしています。「リーチング」は一種の「成功学」です。重複しますが、社員が成長することで、組織も成長し、社会に貢献する、これこそが京進で働く魅力であると言えます。また、定性的ですが、「人」や「風土」も魅力としてあげられます。社員同士の距離も近く、仲が良いです。社員旅行も700人近くで毎年行っています。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
私どもは今までも大学生に向けて様々な形で支援をしてきており、学生を応援しています。また、京進は教育企業であり、次世代を担う人材の育成は大きな社会貢献であると考えています。大学生は社会人の卵であり、大学生育てるというのはとても大きな社会貢献と考え、支援しています。今、我が社の拠点は473ありますが、そのうちの多くが京都にあり、また、会社創設の地でもあります。京都は外国の方の憧れの街であり、そこで過ごす学生は「自立と貢献ができる人」「国際社会で活躍できる人」になってもらいたいと思います。
株式会社 たけびし
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
「たけびし」は三菱電機の総合代理店を主に、電気・エレクトロニクスの技術商社として事業を展開しています。
その中で武器としているのは、まず「京都」という土地でやってきたということです(今年92年目)
京都は歴史が深く、観光地としても有名で、日本の歴史に対応し続けている町です。また、技術力を持った企業が多くあります。つまり、「“歴史と技術の町、京都”ここで育ってきた“たけびし”だからこそ出来る仕事が沢山ある。」と考えています。今後もこの強みを活かして、京都から全国や世界に発進する最強の技術商社になることを目指します。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
先ほど言った強みを生かし、日々チャレンジをしていきながら、新しいことに取り組んでいきたいと考えています。
ビジネスでは、既存というのが非常に大切になってきます。これまでに関係を築いたお客様や助けていただいたパートナー様は、今後も更に関係構築をしていきたいと考えています。
そしてそれと同じくらい大切なのが、会社として新しいことにチャレンジしていくことです。常にトレンドを取り入れ、自分たちでまた新たなビジネスを作っていくこと。これが私たちに求められている役割だと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
当社は徹底した少数精鋭主義ですので、当社の将来を担ってくれるような、バイタリティ溢れる方とのご縁があることを望んでいます。具体的には・・・
過去の習慣に捉われず、新しいことにチャレンジできる人物
周囲を巻き込む行動力・コミュニケーション力を持った人物
仕事を楽しみ、明るく取り組もうとする前向きな気持ちを持った人物
しかし、それだけが全てではありません。
当社の一番の成長の源は「皆で力を合わせ、会社と共に自分自身も高めていこう」という精神です。この社風や文化に共感頂けているかということこそが、選考基準として一番外せないポイントだと考えています。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
ズバリ、“たけびしの強み”です。京都で培ってきた技術力や築き上げた関係性など、「人と人、技術と技術を繋げる力」これを継承しつつ、発展してきたいと考えています。
たけびしのコーポレートメッセージである「!LINK(ビックリンク)」。これは、「提案力や技術力を駆使し、期待を超える付加価値を生み出しながら驚きと感動を与え、新たな繋がりを作っていく」という思いが込められています。特に“つなぐ”は当社の大切なキーワードで、人と人、技術と技術など様々な繋がりを求めています。こんな強みを更に深めながら、新しい魅力を創出し、たけびしを成長させていきたい。そんな風に考えています。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
大学生という時間は長いようで非常に短く、思っているよりも早く過ぎていきます。
なので「やっと卒業か」ではなく「もう終わりか」と思えるような大学生生活を過ごしてもらいたいと思います。その為には、何か目標を持ってチャレンジして下さい。例えば京都学生祭典といった課外活動や、海外旅行、資格取得など、何でも良いんです。そこから、やりがい達成感を感じて欲しいと思います。いずれその経験が、就職活動や社会に出てから実を結ぶはずです。そして何より、素敵な思い出になるはずです。
NISSHA株式会社
NISSHA株式会社 京都本社
1906年建築の「本館」(写真:左手前)は、2011年に国・登録有形文化財に登録
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
NISSHAは1929年に京都の地で創業しました。以来約90年にわたり、地域社会とともに歩み、支えられて今日まで成長してきました。
当社は、創業以来培ってきた印刷技術にラミネーション、コーティング、成形などの技術要素を融合させながら常にコア技術の拡充を図り、製品と対象市場の多様化、グローバル市場への進出などを通じて事業領域の拡大を実現してきました。国内外の事業拠点は50カ所を超え、外国に勤務する社員の割合は半数を超えるなど、私たちの能力はますます多様化し続けています。
事業展開は多岐にわたっており、主には、最先端のフィルムタッチセンサーの開発・量産や、自動車の内装や家電に使われるプラスチックを、木や金属などの素材に見せる表面の加飾(デコレーション)技術、また心疾患用途の医療機器の取り扱いなどが挙げられます。
NISSHAグループの技術は、国内はもちろん世界中のお客さまから高いご評価をいただいています。またNISSHAグループの製品は、お客さまのそれぞれの製品向けにひとつひとつカスタマイズされたものです。私たちの事業はお客さまとの信頼関係なしには成り立ちません。私たちは世界中の「お客さまの近く」で仕事をしながら、お客さまのニーズに日々応えており、これからもお客さまに価値を提供し続けていきます。
たとえばスマートフォンやタブレット
最先端の技術で市場をリードするNISSHAのタッチパネル(タッチセンサー)技術は、多様な業界で活用されています
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
NISSHAグループは、世界に広がる多様な人材能力と情熱を結集し、継続的な技術の創出と経済・社会価値への展開を通じて、人々の豊かな生活に実現することをMission(使命)に掲げる未来志向型のグローバル企業です。2018年春には、京都本社構内に新たに研究開発拠点として、NISSHAイノベーションセンターKYOTOが開業しました。事業の垣根を越えた技術の融合や技術開発の活性化・効率化を図り、将来の成長に向けた新事業・新製品開発を一層加速させ、新しいお客さま価値の創出を目指します。
私たちは企業が永続的に成長することによって、経済的な価値の創造とともに社会的な価値を創造することができると考えています。未来に向けて、私たちのMissionの実現に資する事業活動を展開していきたいと考えています。
2018年春に開業した都市型の研究開発拠点 NISSHAイノベーションセンターKYOTO
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
NISSHAでは、「人材=最も重要な経営資源」と位置づけ、会社にとって必要な経験や能力を持った人材の育成と、社員一人ひとりの成長支援を積極的に行い、会社と社員がともに成長でき企業を目指しています。
グローバル市場において、タイムリーにお客さまのニーズをとらえ、新しい価値を提供していくことが私たちの使命です。
変化のスピードが早い現代社会においては、「自律型人材」、「チャレンジングな人材」、「グローバル人材」、すなわち何事においても変化を前向きにとらえ、自分の意思をしっかり持って果敢に挑戦していく人が求められています。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
NISSHAグループでは、私たちの使命や考え方の基盤、行動の原則をMissionを頂点に据えた「Nissha Philosophy」に定め、大切にしています。
さきほども出てきましたが、当社のMission と Brand Statementをご紹介します。
Mission
私たちは世界に広がる多様な人材能力と情熱を結集し、継続的な技術の創出と経済・社会価値への展開を通じて、人々の豊かな生活を実現します。
Brand Statement
“Empowering Your Vision”
”Empowering Your Vision”は、私たちとお客さま、株主、社員、サプライヤー、地域社会などのステークホルダーが、それぞれに抱いているビジョンの実現に向けて、双方向に影響しあう共生の関係をあらわしています。
私たちは、技術と情熱、リーダーシップを原動力に、能力を最大限に発揮し、同時にまたステークホルダーから活力を得て、ともに価値ある未来を創出していきます。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
京都学生祭典協賛のご案内をいただき、地域社会と緊密に連携して京都の魅力を内外に発信していきたいという活動趣旨、そして年間を通じての継続的な交流活動、環境活動、チャリティ活動、学生の人材育成など一つひとつの取り組みに賛同し、また学生のみなさんの京都の活性化に向けた熱い思いに共感し、協賛させていただくことを決定しました。人口の約10%を学生が占める「学生のまち京都」、その原動力である学生のみなさんが「第16回京都学生祭典」を通して、京都にさらなる力、活力を与えてくれることを期待します。
株式会社 堀場製作所
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
売上の2/3は海外向けであり、すでにグローバルに仕事をさせていただいています。世界でも、いまは特にアジア(中国・インドなど)が伸びており、欧米中心から流れが変わっています。ですから新しい市場、成長していく市場に乗り遅れないようにビジネスを展開していき、それによって環境問題への取り組みをはじめとして、私たちの安心安全・健康・快適な暮らしに貢献をしていきたいと考えています。自動車排ガス・医療機器・環境用の大気汚染モニター、半導体や材料の分析でスマホをはじめとする新しいデバイスで生活を便利にするために裏側から支えているのがHORIBAグループです。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
企業のキーワードでもある安心安全・健康・快適な暮らしが実現できるように貢献していきたいと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
ベンチャー精神を大切にしている企業なので、明るく元気な人、チャレンジする人、前向きな人に活躍してほしいと思います。文理は問いません。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
社是は未来永劫変わらず「おもしろおかしく」というフィロソフィーを大切にしていきたいと考えています。「おもしろおかしいか」、「チャレンジしているか」を常に私たちは大切にしてきました。これがなくなってしまうとHORIBAグループではなくなってしまうと考えています。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
学生時代にしかできないことは多くあります。社会人になると時間的な制約ができてしまうので、後悔のないよう自分のやりたいことに全力で力を注ぎ、自分を見つけることができる何かに向けてチャレンジをしてほしいと思います。
株式会社 京都コレクション&エンターテイメント
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
京都コレクションのコンセプトが「地域をより豊かに」というものなのですが、「地域」というものを考えると、そこに住んでいる人であったり、企業で働いている人であったり、そこで活動している何らかの団体さんであったり、「地域」とは「人」があって成り立つものだと思っています。その「人」を活性化すること、心を豊かにすることが地域の豊かな発展、活性化につながると思っています。
10月7日に開催する京都コレクションでは、ダンス、着物、浴衣、ドレスなどのファッションショーなど様々なステージがあるのですが、その中でもやはり京都に特化したものに力を入れ、ステージに参加する人たちが楽しんで表現する、見に来て下さるお客さんもそれを見て楽しくなる、いろんな人が心から笑顔になれるものを提供するということを目指しています。そうやって発信すること、受け取って知っていくことが、人と人を繋げることであり、それがすごく大事なものだと思っています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
京都はすごく伝統がある場所ですよね。そこに魅力を感じて外から来て下さる人もいますし、中からその魅力を伝える人もいます。伝統というものも時代によってその形はどんどん変わりますが、芯の心の部分は同じだと思うんです。そういった未来に残すべき伝統や心を受け継ぎ、伝えることによって繋いでいきたいと考えています。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
仕事をする上では、芯があって自分がしたいことを発信する力や、自分で考えて行動する力が重要です。その力を生むものは、やはり本人の揺るがない信念であると思うんです。そういった信念をもつ人こそ、周りに伝え、周りを動かすことができると思うので、そういう人たちと一緒にお仕事をすると楽しいなと思います。その信念は原動力にもなりますし、これから新しく何か生み出す活動力、バイタリティにも大きな活力を与えますね。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
未来には色々なものが残っていく中で、心という最も芯となる部分はずっと残るべきものですし、残していきたいものです。先ほども言いました、京都の地域を活性化する、人の心を豊かにするということにも関係することなのですが、私たちの活動でも、イベントをすることで、それを伝え、また、企業さんの応援として発信する立場になって、さらにたくさんの人に発信してもらうことで、その企業さんが持っている大きな理念とか伝えたいという心の部分も伝えることができると考えています。この、人と人とをつなぐことが魅力であり、ずっと残していきたいと考えています。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
京都の学生さんを見ていると、みなさん夢があって活動力やバイタリティに溢れていると思うんです。時代的に大変だと思う部分もあると思いますが、それに負けずに自分のしたいこと、大事な夢や信じているものをずっと持ち続けていれば、いつかそれが自分の魅力になり、誰にも歪められないものになると思います。そして、それをもって活動していけば未来は明るいのではないかと思いますし、自分も周りの人も地域も、いい方に変わっていくと思います。
株式会社ジェイ・エス・ビー
1.京都の企業の一つとしてどのように世界で活躍したいと考えておられますか?
ジェイ・エス・ビーは、1976年に京都で創業した主に学生マンションの企画開発、入居者募集、建物管理、入居者サポートまでをトータルで行う不動産企業です。今では全国に学生賃貸ブランド店「UniLife(ユニライフ)」を74店舗展開し、管理戸数も6万2千室を越え、業界トップクラスの実績を誇っています。昨年7月には東証二部に上場、1年後の今年7月には、東証一部に昇格しました。
京都は古くから学生の街であり、同時に多くの外国人留学生や観光客が訪れる国際化が加速する街とも言えます。政府が掲げる留学生30万人計画も後押しし、日本で学ぶ外国人留学生は、急増しています。その一方で、住居は不足しており、文化も言語も違う留学生の部屋探しは容易ではありません。当社は創業時よりずっと学生に寄り添ってきました。外国人留学生に対し、専用の窓口を設けるなどお部屋探しのサポートを行っています。留学生の皆さんが良質な環境で暮らしてもらうことが、国際貢献と考えています。
2.貴社が未来に向けてしておられること、またはしたいと考えていることは何ですか?
当社は、学生の皆さんに安心、安全、快適な住まいを提供しています。学生の皆さんが充実した学生生活を送ることができれば、勉学など様々な場面で成果を生み出すことができるでしょう。皆さんはそれらを糧に、様々な経験を経て社会を担っていきます。私たちが作っているのは、未来に向かって育つ芽が根をはる土壌とも言えます。今年、京都市内に1歳~2歳を対象にした幼児教室をテストオープンさせました。これも経営理念にある“健全な若者の育成と魅力あふれる社会の実現”を目指した、未来を良きものにしたいとの思いから始めた取り組みです。
3.貴社が繋がりたい、採用したいと思われる良い人材とはどのような人ですか?
上場を果たし、さらなる飛躍を遂げようとしている当社に必要な人材は、「人間力の強い人」です。
仕事は与えられてするものではありません。目標に向かって自分で考え、困難を乗り越えられる気概のある人、乗り越えなければと責任感を持てる人、何事においても前向きに取り組める人とぜひ一緒にお仕事をしたいと考えています。もちろん、「人間力の強い人」になりたいと目標を持てる人も大歓迎です。
また、当社は20、30代の社員が多く、“若い感性で斬新なアイデア”を持って、積極的に新しい企画が提案できる「ベンチャー精神旺盛」な方を望んでいます。例えば、学生マンション・学生寮の企画などもそうです。学生マンション・寮に求められる要素は多様化しており、若いアイデア、既成概念にとらわれない新しい力を必要としています。
4.未来にも繋いでいきたい企業理念や、貴社の魅力などありますか?
当社の社是に“未来を開拓する”というものがあります。1976年の創業時、学生の住まいと言えば、間借り下宿や風呂なしアパートタイプが主流だった時代に、私達はマンションタイプの学生住居を提案しました。評判が評判を呼び、当時、店舗前に徹夜で入居予約の行列ができる程の人気となりました。学生分野ではトップ企業になりましたが新たな挑戦を始めました。2011年には高齢者住宅紹介事業、2013年には高齢者住宅開発及び運営事業を開始しました。学生マンション事業では、食事付き学生マンションや家具家電付き学生マンション、外国人留学生混住の国際交流ができるシェアハウスタイプなど、バリエーション展開を行っています。また、ターゲットを学生に絞ることで、他社には真似できないサービスやセキュリティ設備を提供しています。これからも挑戦は続いていきます。
5.最後に、京都の学生へ向けてメッセージをお願い致します。
学生生活は長いようであっという間に過ぎ去っていきます。ゼミ研究、サークル活動、社会人体験、海外旅行など何かに没頭できる時間は今しかありません。京都で学生生活を送る皆さん、この街には学生祭典という絶好の機会があります。参加された学生さんは今までにない新しい発見、新しい仲間、新しい感動に出会えたことでしょう。
学生生活を是非、実りあるものにしてください。