京炎 そでふれ!とは

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  • 京炎 そでふれ!とは第3回京都学生祭典で誕生したオリジナル創作おどりです。
    見るだけではなく、参加して楽しめるような祭典を目指そうという想いから京炎 そでふれ!が生まれました。
    京炎には「学生の燃えるような想いを京都から全国に発信したい」という願いが込められており、
    「共演」「競演」という意味もあります。また「そでふれ」はことわざの「袖振り合うも多生の縁」と
    「friend」、そして涙を象徴する「そで」をおどりで「振り払う」ことが由来であり、
    おどりを通じた人々の交流を願ったネーミングとなっています。
    京都らしい曲・振り・衣装をもとに、四竹を手に持って踊るおどりで、京都市内の大学生を中心に
    子どもから大人まで、誰もが好きなジャンルで踊ることができます。なかでもその大学生は1000人を超え、
    主に大学ごとに“京炎 そでふれ!ホストチーム”と呼ばれる12個のチームに分かれて活動しています。
    京都を盛り上げ、新しい(学生)文化を全国世界へ発信していこうと日々頑張っています!


京炎 そでふれ!の特徴

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    1. 四竹(よつたけ)
    2. 「京炎 そでふれ!」の最大の特徴である鳴り物「四竹」。発祥地沖縄では民族楽器として親しまれています。この「四竹」を京都“乙訓”名産の竹で作り、鳴り物として採用しました。おどり手と当日参加者が一体となって鳴らす四竹の音、躍動感は圧巻。“カチッカチッ”と気持ちよく響く四竹と高揚感溢れる音楽、観客も思わず踊りたくなる空間を目指します。


    1. 衣装
    2. 「京炎 そでふれ!」のおどり手たちが着ている衣装です。画像は「京炎 そでふれ!スペシャルバージョン」の衣装であり、留袖をリメイクしてつくられた衣装です。この他にも各京炎 そでふれ!ホストチームの衣装には京都らしさが独自に盛り込まれています。


    1. 京炎 そでふれ!の演舞には、三味の音色や力強い太鼓の音、優雅に響く笛の音など、どこか京都を感じさせる楽器によって奏でられます。さらに、「祇園小唄」や「通り名唄」をはじめとする京都の民謡が使われています。


    1. 振り
    2. 京都らしさとして、振りの中に、様々な京都の伝統芸能の動きが含まれています。また、学生らしさとしては力強い迫力のある振りから、女らしさを表現する清楚な振り付けまで、各ホストチームによって多種多様な振りが見られます。

京炎 そでふれ!の三本柱

京炎 そでふれ!は、以下の3つから成り立っています。

・京炎 そでふれ!スペシャルバージョン
・京炎 そでふれ!簡単バージョン
・京炎 そでふれ!オリジナル


京炎 そでふれ!スペシャルバージョン

京炎 そでふれ!スペシャルバージョンでは、京都に古くから伝わる伝統的な2つの唄を使用しています。

京の通り名唄: 京都の東西の通りの名を北から順にうたった唄
丸(まる)竹(たけ)夷(えびす)二(に)押(おし)御池(おいけ)
姉(あね)三(さん)六角(ろっかく)蛸(たこ)錦(にしき)
四(し)綾(あや)仏(ぶっ)高(たか)松(まつ)万(まん)五条(ごじょう)
雪駄(せった)ちゃらちゃら魚の棚(うおのたな)、六条(ろくじょう)三哲(さんてつ)とおりすぎ
七条(しちじょう)こえれば八(はっ)九条(くじょう)
十条(じゅうじょう)東寺(とうじ)でとどめさす

  

祇園小唄: 花街・祇園で代表とされる唄
月はおぼろに東山
霞(かす)む夜毎(よごと)のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖(ふりそで)に
祇園恋しや だらりの帯よ

また衣装には、着物の一種である留袖をリメイクして使用しています。
衣装は一着一着が手作りで、それぞれが異なる柄になっています。
おどり披露の際 には、衣装の柄にも注目してみてはいかがでしょうか。


振りの中には歌舞伎の見得(みえ)という演技をイメージした力強い動きや、舞妓の舞う姿をイメージしたはんなりとした女振り、
能をイメージした静寂の中に強さのある男振りなどがございます。また、燃えるような学生の心や勢いも表現しており、
熱くて迫力ある京都の学生たちのパワーも感じていただけます。


このように、京炎 そでふれ!スペシャルバージョンには曲・振り・衣装全てに京都らしさがふんだんに盛り込まれ、
京炎 そでふれ!を象徴するおどりとなっています。

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京炎 そでふれ!簡単バージョン

京炎 そでふれ!スペシャルバージョンを老若男女問わず踊れるように、曲はそのままで振りを簡単にしたおどりです。
京都学生祭典のグランドフィナーレでも踊られ、おどり手だけでなくお客様も一緒に踊ることでひとつのおどり空間が共有されます。
また、おどり披露先でも踊られています。音楽が聞こえてきたら、おどり手と一緒に踊ってみませんか?

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京炎 そでふれ!オリジナル

ホストチームが独自につくる、四竹と京都らしさを取り入れたそのチーム独自のおどりです。
曲・振り・衣装・構成など、おどり手が主体となって1から作り上げられたものです。
おどり手1000人、12チームがそれぞれ自分の考える「京都らしさ」を追求することによって、
さらに京炎 そでふれ!が奥深いものとなっていきます。京都学生祭典の中の「京炎 そでふれ!全国おどりコンテスト」にて
これら12チームのオリジナル演舞が競われる姿は圧巻です。
各ホストチームが自ら考える「京炎 そでふれ!」を是非お楽しみください。