(1)貴社について簡単なご紹介をお願いします。
キャリアパワーは「お陰様の心で働く喜びの種をまく」を理念とする総合人材サービス会社です。ただ対価を得るための労働をするのではなく、仕事を通じてすべての方の心に働く喜びの種をまき収穫して、それを社会に還元する、そして社会とともに社員も会社も成長し続ける、そうしたサイクルを生み出すことを目標に企業活動を50年間続けています。 またグループ企業として、製造受託を全国で手掛ける株式会社日本ケイテム、大型テーマパークや、駅ナカ施設などへの人材派遣や運営委託を行なう株式会社アルワーク、土地開発やホテル・レストラン経営を担う株式会社バルプランなどと共に、キャリアグループという企業グループを形成しています。
(2)近年注目されているSDGs に関して、貴社はどのような取り組みをされていますか
SDGSとして、改まって意識をしているわけではないのですが、先ほど述べさせていただいたように、当社は「働く喜びの種をまく」を、創業当初からの理念として掲げています。これは、SDGS17の目標の中のひとつである「働きがいも経済成長も」に直接繋がっていると認識しています。 また、グループ会社では海外人材の採用を積極的に行っており、国境を越えた人々に働く場を提供し続けています。そうしたさまざまな人々に、仕事の中でやりがいや喜びを見出してもらうことを、企業活動の大きな目標としています。
(3)私たちは、今年のテーマ「ふれてみぃひん?京文化」をもとに京文化を広めようと日々活動しております。京都の企業として力を入れていることは何ですか。また、貴社が大切にしている独自の文化はございますか。
京都に本社を置く企業として、(質問4.のインタビューでも回答させていただいておりますように)第一回目からの京都学生祭典の応援、世界遺産二条城へのベンチ寄贈などの活動などを通じ、京文化の振興に微力ながら協力させていただいております。 また、弊社では、企業理念に沿った企画を積極的に行う独自の企業文化を持っております。つい最近ですと、全国の小学生を対象に「はたらくよろこび作文コンクール」というものを開催し、500件以上の作品を応募いただきました。結果はホームページに掲載していますので、よろしければぜひご覧ください。 https://www.careerpower.co.jp/service/wconcours-result/
(4)第19回京都学生祭典のキーワードは「地域共創」です。貴社が地域に向けて現在行っている取り組みや今後行いたい活動はございますか。また、地域との繋がりを感じるときはどのような時ですか。
京都の文化への協力の一環として、様々な取り組みを行っております。 まず京都学生祭典への協賛に関して、第一回目より継続して協賛をさせていただいております。この協賛のことを社内では「応援」と表現しておりますが、これは、寄付をして終わりではなく、さまざまな形で祭典の盛り上がりをパートナーとしてバックアップをしていければという思いで、、このような表現をさせていただいております。 また、世界遺産でもあり、京都有数の観光スポットでもある二条城にベンチを多数寄贈。デザインは京都の大学生の方が考案されたものを採用させていただくなど、、京都ブランドにこだわっております。さらに京都市青少年科学センター様に、展示機材を寄贈、、京都の青少年の皆さんの育成支援活動を行なっています。
(5)京都の大学生に向けてメッセージをお願いいたします。
この閉塞的な状況が1年以上続いています。皆さんの大学も登校が制限されたり、オンライン授業の比率がこれまでになく増えたりと、大学生活の様相も一変しているのではないでしょうか? 学びの場だけでなく、サークル活動も、飲み会などのイベントも、自粛を余儀なくされておられるでしょうし、アルバイト先も見つけにくい状態が続いているのではないかと思います。 前触れもなく突然このような事態に、学生さんも我々社会人も、全世界の人々が突き落とされているわけですが、「これまで通りの大学生活を送ることができなくなったから自分は不幸なんだ」とか「こんな世の中ではもう何もできないんだ」などと否定的に捉えるのではなく、変化を一つのチャンスとして捉えていただければと思います。社会のありようは今、大きく変わろうとしています。変わるということは、これまで強かったものが倒れ、新しいものが芽吹くチャンスでもあります。こうした時こそ事態を前向きに捉え、この状況下で自分がやりがいをもってできる事はなにか、やれる事は何か、ということに目を向け、その目標に向かって前に進んでいっていただければと思います。