1.御社について簡単なご紹介をお願いいたします。 当社は、1945年に京都で創業した分析・計測機器メーカーです。はかる装置やサービスを世界中に提供することで、自然環境や人々の健康、次世代技術の開発に貢献しています。社是である「おもしろおかしく」には、「やりがいをもって仕事に取り組むことで、人生の一番良い時期を過ごす会社での日常を自らの力で彩り、健全で実り多い人生にしてほしい」という創業者の願いが込められています。 2.新型コロナウイルスの影響で、京都学生祭典実行委員会では本祭をはじめとする行事をオンラインに変更し、オンラインだからこそできる取り組みをしてまいりました。貴社がコロナ禍で特に尽力した取り組みはございますか。 当社では、2019年1月からテレワーク制度を導入し、以前からオンラインシステムを整備してきましたのでオンライン化への移行はスムーズに行うことができました。時差出勤や時短勤務なども組み合わせ、感染リスクを下げながら業務を遂行できる体制を維持しています。その他にも、WEBセミナーやバーチャル展示会、お客様との立ち合い試験のオンライン化などの取り組みも行っています。 3.オンラインでのやりとりが主流となり、京都学生祭典実行委員会でもオンライン会議を導入したものの、コミュニケーションの取り方や進行の難しさを感じております。接触を減らすという社会情勢の中、貴社内での勤務形態や会議の方法などはそのように変化しましたか。また、WEB会議をはじめ非対面方式のコミュニケーションを取る上でどのようなことに気をつけているのかご掲示いただけますでしょうか。 当社では、「2wayコミュニケーション」という考え方を大切にしています。例えば上司や部下、部署をまたいでの業務など、一方的なコミュニケーションではなく、双方向にコミュニケーションを行うことを大事にしています。 オンライン会議などで気を付けていることは、オンライン先へ意見を促すこと、顔を出して相槌を打ったり表情で示したりすることです。最近は、対面とリモートの打ち合わせを組み合わせて行う機会も増えています。こういった際には、情報量に差がつかないように気を配り、発言の機会を平等に設けるよう工夫しています。 4.私たちは、今年のテーマ「夢、縁(ゆか)る」をもとに様々な方とのつながりを作ろうと日々活動しております。貴社が社内外を含め様々な関係者との縁を作りながら事業展開される上で、どのようなことを心掛けておられますか。また、取り組み事例をご掲示いただけますでしょうか。 社内での縁づくりについては、運動会や新入社員が企画から運営まで行うビアガーデン、役員がホスト役となって従業員を祝う誕生日会など、上司、部下や部署の垣根を超えてコミュニケーションを取れるようなイベントを実施しています。このようなイベントを社内で企画することで、コミュニケーションが円滑になっていると思います。 5.全国の学生に向けてメッセージをお願いいたします。 京都学生祭典の運営もコロナ禍で大変な状況だと思いますが、諦めることなく若い力で盛り上げていこうという姿に元気をもらっている方もたくさんいらっしゃると思います。当社もコロナの影響は少なからず受けてはいますが、皆さんと同じように、色々とチャレンジしながら取り組んでいければと思っています。一緒に頑張っていきましょう。
株式会社堀場製作所 佐藤様(写真左)、河原林様(写真右)